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President's Blog

2024年1月10日

幸せの器

カテゴリー:メッセージ

24年ほど前に私と2人きりでペールノエル富士店で
働いてくれたスタッフがいて、ある日、その子の中学の時の友達の家が火事で全焼してしまったという。

スタッフとの関係性としては、中学の時から22歳になるまで連絡を取りあっているわけでもない。
普通の、、単に同級生という仲だ
なのに、そのスタッフは、こんな時に何をしてあげればいいのか?
いくら同級生にお金を渡せばいいのか?
その子は何もかもなくなってしまったのだ。

そんな子に自分が持っているもので、何をどれくらい分けてあげるべきなのか?答えを教えて下さいと、質問されたことを今でも覚えている。
私は返答にとても困った。。だから今でも時々その質問を受けた時のことを思い出す

能登半島沖であんなに大きな地震が起き、今でも行方不明の方々がいて、、、
こんな時には必ずあのスタッフからの質問が頭をよぎる

29歳だった私は、生意気にもある答えを彼女に出した
合っていたのか、、
答えなど私ごときが決められることでも無かったのに、必死に考えて苦しんでいる彼女に私なりの答えを伝えた

綺麗な心のスタッフだった
今どうして居るだろうか?数年(6年)前まではまだたまーに連絡をとっていたが、、腎臓が悪く、、体調は大丈夫だろうか
綺麗な心の子

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